ごあいさつ
今年の夏は長く厳しい暑さが続きました。皆様、お元気に乗り越えられましたでしょうか?昼間の猛暑は続くものの、9月になり日の長さが短くなるにつれ、虫の鳴き声も聞こえてきて、やはり秋はもうそこまで来ていることを実感致します。
さて、この夏のビッグイベントは参議院選挙でした。世間では投票日が三連休の中日であったことから、「期日前投票」をメディアからも幾度となく呼びかけられました。その成果が投票率60.45%と前回より7.67%上昇という結果に表れていました。
三重県看護連盟も後援会入会のお願いに県内の各施設を回らせて頂き、石田まさひろ議員の応援と同時に、「投票に行こう!」を強く呼びかけてきました。しかい、結果は3,067票(全国で152,649票)の獲得に終わりました。他団体の方や県議会議員様方からは「よく頑張ったヨ!」と慰めて頂きましたが、会員5,000人弱を擁する連盟としては一般の方々の投票数も含めた結果ですので、今ひとつ物足りなさを感じました。そして、自民党に対する逆風が吹き荒れる中で、三重選挙区からの候補者は落選という結果に終わり、当県北勢地区には自民党国会議員は1名(2024年10月までは3名)しかいない状況になってしまいました。北勢地区では、ようやく動き出した道路整備により物流が変わり、それに伴い人の動きも変化し、三重県の経済の活性化も…、と期待された矢先でした。
一方で、2030年に高齢者人口のピークを迎えるとされる地域が多い県内で、医療福祉の担い手は減少の一途を辿りますが、今後の私たちの働き方や効率性を求める業務の在り方、人の手でしか実践できない「看護」に集中することを実現するためには、何を捨てて何を継続させるのかが問われます。日々の業務に振り回されるだけではなく、少し先を見越して看護職の働き方を考える時期が来ています。そして、それを実現していくためには、制度の変革や権限の獲得が重要になってくると考えます。
次の参議院選挙はもう3年後に迫ってきています。私たちが働き続けられる環境を整備することは、次世代育成への第一歩であると考えます。その実現のために、看護連盟と共に考え、今後も皆様のご活躍を祈念申し上げて、ご挨拶とさせて頂きます。
2025年9月吉日 会長 落合信子