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ごあいさつ

明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
  新しい年を迎え、今年こそ、今年から、と思っていた矢先、元旦の能登半島地震が発生しましました。
 不幸にも命を奪われた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された方々へお見舞い申し上げます。又、支援活動をされている看護職の皆様や多くの支援活動をされている方々に慰労と感謝を申し上げます。
  日本の災害の多さには怒りと、辛く情けない苦しい思いで一杯になります。このような有事の時こそ政治力が必要です。看護連盟は応援している各議員に強力な支援策と実行を求めています。これほど災害が多発するのに、いつも孤立する所が出てきます。三重県内も孤立しそうな集落が多数あると思います。そのような場所を自治体は把握していると思いますが、電気も水も食料もなく通れる道もない時にどうすれば良いのか、一人1人が備えるべきだと思います。被災地自治体も職員が被災され日常の業務ができない時は、国が代わってやるべきです。先進国の災害時の避難所等を見ると、ベッドにトイレにシャワーに暖かい食事がでます。体育館で大勢の人が一緒で困っている日本とは大違いです。日本では、なぜ、いつも同じなのでしょうか?できない理由はわかりません。私は政治団体の一員として、政府に、災害大国日本の国民をもっと大切にする対策の検討ではなく、実行を強く訴えます。政府の実行の為に私達ができる事があれば協力は惜しみません。
 昨年は30年ぶりの看護職処遇改善評価料の改善や医療職給与表第三表の改定を、喜び、これを全看護職にいきわたるようにと訴えていますが、年明けの1月9日(火)に、田村衆議院議員が連盟に来局され、災害の為の予算と、看護職支援の為の予算は別枠なので、地震に関わらず心配ない。と言って下さったので少し安心しました。
 感染症の蔓延から気の休まる間もなく次の試練に立ち向かう看護職ですが、DMATチームのナース・災害支援ナース・避難所での健康管理に従事する保健師・地震の中で出産する方に向き合う助産師・病院やクリニック、福祉施設等に勤務するナース、その他ナースを必要とするあらゆる場のナース達。それぞれが重要且つ希望です。どの場所でも必要とされる事にプライドを持ち、自主自律の精神と気持ちを強く持って頑張ってください。看護連盟は看護職への後方支援として、今年も現場の声を発生し続け、声の実現を目指し活動します。

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げますと共に、ひき続きご協力をお願い申し上げます。



                             2024年2月吉日 会長 西川利恵